私、世界の塾長が自宅に帰るときのこと。
その日は私、臥薪終わりにビールを一缶。子供達の成長に感心しながら、教育者の如き心地で電車に乗ったわけです。
日付が変わり、駅を降り、今宵も鶴見の奇跡と遭遇できなかったなとやや残念ながら暗い道を歩いておったのです。
コツーン、コツーンと、人っ子ひとりいない暗い夜道。あぁ、これは不気味がぁ悪い。こんな日には出るんじゃあないか、、と。見た目は堂々と、しかし内心びくびいくしながら歩いていたのです。
そんな不安とは裏腹に、なぁんにも起こらないまま、私のマンソンのあと30m手前のところでそれは起こりました。
ふと、私は右手に違和感を感じたのです。なんだこれは。何かが私の腕にすがっている?人じゃあないナニカが、私の右手首を下に下に引っ張るのです。
あぁ、なんであと少しところで。実にわたしゃあ運がない。目に見えないものに極度の恐怖を感じる私、どうしてもそれを気にせずにはいられません。
さて、もっと引っ張ろうと思ったのですが、さすがに飽きてしまったのでその怪の正体を、一気に明かしてしまいたいと思います。
次回は7月の放送です。
僕らのスーパーヒーロー、運営部長がちくわで落武者をボッコボコにしたお話です。お楽しみに。